矢来能楽堂(東京都 特別区部) のチケット情報

概要

能楽堂初上演！　290年の時を経て令和の世に蘇える成田不動尊の霊験譚　復曲能「成田山」

＜あらすじ＞

　釈門に入り教えに従い真摯に学ぶが鈍根無智の悲しさ、経の一句も覚えることができない下総の国 生実 大巌寺の学侶・無哲（ワキ）は、成田山新勝寺の不動尊を参詣する。

　無哲が心静かに祈誓すると道誉上人の霊（前シテ）が現れ、「この不動尊はその昔、道誉が御堂で通夜をしていた折、剣を呑む夢をみるや鈍血を吐き、言葉なめらかに物覚えもよくなった」との霊験を語る…。

　成田山新勝寺に伝わる不動明王の霊験譚を作品化した能『成田山』。

　享保18年に成田山のお不動さまが江戸の深川で出開帳をした折に作られたが、能としての上演の記録がなく、専ら謡のみ謡われたものと考えられている。

　令和５年10月、開山道誉上人450回大遠忌法要に際し龍澤山大巌寺本堂に於いて、創作されてより290年の時を経て初めて能として上演されたが、この時は法要の一環としての上演であったことから、能楽堂の舞台では今回が本邦初となる。

290年の時を経て、令和の世に蘇る復曲能『成田山』の世界をご堪能ください。

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