
音曲と舞・日本とジャワ~ひとつ Manunggaling Gangsa Taya
中部ジャワ、スロカルト王家(カラトン・スロカルト)様式のガムランと舞踊
楽舞玲瓏 王家の子女たちに託された祈りの舞
公演期間 開催期間 |
2025/11/06(木) 19:00 |
販売期間 | 2025/08/13(水) 00:00 ~ 2025/09/23(火) 13:00 |
- ポイント
概要
スロカルト王家(カラトン・スロカルト)は、中部ジャワに興り、現在のインドネシアの領域に広く勢力を伸ばしたイスラーム・マタラム王国の正当な末裔である。18世紀半ばに現在の地(ソロ)に遷都して今に続いている。カラトンは“王の居所”の意であり、政治的・神秘的な力の源として、また、文化の中心として機能してきた。
スロカルト王家と音工場、カルティカ&クスモの共催による本公演は、王家の子女たちによる祈りの舞「スリンピ」の上演と、舞の名手クス・ムルティヤ・ワンダンサリ王女による「一人舞」の試みを中心とする画期的なものである。名手の舞台を通してジャワの女性舞踊がその神髄を明らかにし、新たなる息吹を感じさせてくれるのではないだろうか。
また、本公演では、王家ガムランのリーダーサプトノ氏の薫陶を受けたカルティカ&クスモが、王家の歌い手トゥティ・ラティ・ウディヤストゥティとともに音楽を担当する。音楽と舞踊が、そして、ジャワと日本が、玲瓏と光り輝き・響きあうことを、願う。 TAMURA Fumiko
主な出演者プロフィール
G.K.R.クス・ムルティア・ワンダンサリ王女
パクブウォノXII(在位1945~2004)の子女であり、母方から宮廷詩人ヨソディプロ I に繋がる。優れた踊り手であり、王家の伝統儀礼の遂行と、伝統文化の継承・維持、人材の育成のために、多大な努力を続けてきた。その業績が評価されて、2012年、福岡アジア文化賞を受賞している。
サプトノ
中部ジャワクラテン出身の演奏家。1979年から5年間、東京藝術大学の外国人教師を務め、日本におけるガムランの普及に大きく貢献した。2008年スロカルト王家から王宮楽団楽長を拝命、現在に至る。カルティカ&クスモの芸術監督。キングレコード、バユ・ムルティ、NARなどのレーベルから多くのCDを発表。
カルティカ&クスモ
カルティカ&クスモは1988年、代表・田村史子により結成され、主にジャワ島中部のガムランと舞踊を演目の中心に据えて公演を行っている。数々の自主公演、 ジャワの演奏家や舞踊家の招聘公演などを通じて、ガムランやジャワ舞踊の持つ豊かな”力”を多くの人に伝える試 みを続けている。
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