座・高円寺１(東京都 杉並区) のチケット情報

公演概要

　
架空畳
『量子探偵　ミンコフスキー密室／レム二スケート消失』

☆☆☆

2025年
5/28（水）19:30【ミ】
5/29（木）19:30【レ】
5/30（金）19:30【ミ】
5/31（土）14:00【ミ】/18:00【レ】
6/1（日）15:00【レ】
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【ミ】＝ミンコフスキー密室
【レ】＝レム二スケート消失

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チケット代金（全席指定/税込）
3,500円

☆☆☆

【量子探偵とは】

量子力学を用いて事件を捜査・解決する探偵のウォーターヘッド・順子・ノイマンが、量子コンピューターから生まれたAIのネオンと共に、観測問題、フレーム問題、ブラックホール試論、確率論などを『無理矢理』援用して謎を解決していく、チープでヒップなフェイク・サイエンス・エンタテインメントです。
江花実里・主演の連続シリーズとして、劇団内外にて、これまでに4作品が発表されています。
『量子探偵登場』
『量子探偵のフレーム密室』
『量子探偵　不在のシュワルツシルト』
『量子探偵　かくも永きプロレゴメナ』

今作は『ミンコフスキー密室』と『レム二スケート消失』の2本立て。

『密室』はノイマンが量子探偵となる最初の事件を、『消失』は衰えたノイマンが量子探偵として挑む最後の事件を、それぞれ描きます。
劇団メンバーである江花実里と岩松毅、レギュラーゲストの江花明里さんは『密室』『消失』両作品に出演。
さらに架空畳にはお馴染みの俳優たちと、オーディションから参加の俳優たちがそれぞれの作品に加わります。
他では絶対に見られない、量子的2本立て公演。ご期待ください。

　
作・演出：小野寺邦彦

音響：久郷清
照明：中佐真梨香（空間企画）

美術：オノユウコ
衣装：小川優太

舞台監督：久保田智也

制作：永井友梨（架空畳）、奥田英子（演劇ユニットG.com）
稽古場サポート：日野あかり（日本のラジオ）

ほか
　

　
【両作品出演】
　
江花実里（架空畳）、岩松毅（架空畳）、江花明里（革命アイドル暴走ちゃん）


【ミンコフスキー密室】

大浦孝明、本田真唯、佐藤拓実
河西美季、大矢紗瑛、シマザキタツヒコ
岡村梨加（kiel）、奥泉、岩田あや乃


【レム二スケート消失】
　
柴山花奈子（架空畳）、片腹年彦（guizillen）、三枝ゆきの
内柴楓、富山華佳、宮崎雄真
黒田和宏、岸鮫子、高田遼太郎
　

　
【ミンコフスキー密室】

密室にひとり引きこもる孤独な少女、順子・ノイマン。
彼女が引きこもったのは、しかしタダの部屋ではない。
それは『ミンコフスキー密室』…すなわち、4次元空間であった。
3次元に住む人々が「距離」を移動できるのと同じく、4次元空間では「時間」をも移動することができる。
ノイマンは、ミンコフスキー空間から時間を移動し、自分が大人になった様々な平行宇宙を観測していた。
彼女以外誰も入れないはずのその空間に、だがある日「物語の探偵」を名乗る男・トラヴィスが現れる。
今、別の時間/別の場所で、ひとつの遺体から複数の異なる死亡推定時刻を示す遺留品が検出されるという怪奇事件が発生し、その容疑者として、4次元空間を行き来できるノイマンがリストアップされたのだ。
自身の存在消滅を懸け、量子探偵として初めての事件を手がけるノイマン。
だがそれは恐るべき『ウォーターヘッド事件』…その≪トリガー（引き金）≫に過ぎなかった。

☆☆☆

【量子探偵、最後の事件】
　
【昼】の世界と【夜】の世界。
奇妙に捻じれてしまった近未来。
4次元人の存在が公にされた【夜】の世界では、深刻な社会問題が発生していた。
それは4次元人による、他次元への介入である。
4次元の人間が他次元の世界へ移動し、犯罪を犯したのち、4次元に逃げ帰ると、他次元人はその存在を追うことができない。
その犯罪行為に対し、4次元人の決めた罰則は、別次元への短期機銃であった。
だが他次元の人間には、今・目の前にいる人間がネガティブの3次元人なのか、それとも移住してきた4次元人なのかを区別する術がない。
疑心暗鬼にかられた人々の間で、4次元人排斥の機運が高まっている。
ノイマンは既に老い、さらに量子力学も過去の遺物となり果てた。
存在を口にする者も絶えて久しい彼女の元に舞い込んだ依頼。
それは捻じれた次元の隙間に人間が溶ける『∞（レム二スケート）失踪事件』。
ノイマンは量子探偵としての最後の事件に挑む。