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第七回こがねい春の能
公演期間
開催期間2026/03/28(土) 17:00 販売期間 2026/01/10(土) 00:00 ~ 2026/03/28(土) 12:00 - NEW
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第七回こがねい春の能
公演期間 開催期間 |
2026/03/28(土) 17:00 |
販売期間 | 2026/01/10(土) 00:00 ~ 2026/03/28(土) 12:00 |
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こがねい春の能 川口晃平
武蔵小金井は歌川広重の「富士三十六景」にも玉川上水の桜が描かれるなど、江戸の昔より景勝の地でした。また、小金井の名の通り、多摩川段丘のはけの下より湧く豊富な地下水は、遠く縄文時代より人々の暮らしを潤してきました。
私はこの小金井に生まれ育ち、時代が流れても変わらないものがあることを教わり、その何かに惹かれるような人間になった気がいたします。そして私が大学時代に出会い一生の仕事と決めた能は、正に古代から未来まで変わらぬ人の心、自然や神々の世界を題材にして、遥かな年月受け継がれてきた伝統芸能です。
水清く花咲く小金井の春ごとに、能を一番ずつ大切に演じていければと「こがねい春の能」を立ち上げました。第六回となる今回は観阿弥作の人気活劇「自然居士」を、最高のメンバーにて上演させていただきます。
また、今回もアーティストの阿部朱華羅さんに、当日の舞台背景の美術をお願いいたしました。
演能に先立ちまして、初心者の方にも分かりやすく楽しんでいただけますよう、解説をいたします。
「海人」あらすじ
時は奈良時代、藤原不比等(淡海公)の子・房前の大臣は亡母を追善しようと、讃岐の国・志度の浦を訪れます。
志度の浦で大臣一行はひとりの女の海人に出会いました。一行としばし問答した後、そこから思い出したように、海人はかつてこの浦であった出来事を語り始めます。淡海公の妹君が唐帝の后になったことから贈られた面向不背の玉が龍宮に奪われ、それを取り返すために淡海公が身分を隠してこの浦に住んだこと、淡海公と結ばれた海人が一人の男子をもうけたこと、そして子を淡海公の世継ぎにするため、自らの命を投げ打って玉を取り返したこと……。語りつつ玉取りの様子を真似て見せた海人は、ついに自分こそが房前の大臣の母の霊であると名乗り、涙のうちに房前の大臣に手紙を渡し、海中に姿を消しました。
大臣は手紙を開き、冥界で助けを求める母の願いを知ると、志度寺にて十三回忌の追善供養を執り行います。法華経を読誦しているうちに経の功徳によって龍女となった母が現れ、仏縁を得た喜びの舞を舞います。これが縁起となって志度寺は栄えるのでした。
窕(クツロギ)は龍女の舞が変化に富み華やかなものになる特殊演出です。
令和8年3月28日土曜日 午後5時開演
解説 川口晃平
仕舞
「筐之段」梅若紀彰
狂言「棒縛」
次郎冠者・山本則秀
主・山本泰太郎
太郎冠者・山本則孝
ー休憩十五分ー
能「海女 窕」
海人の霊/龍女・川口晃平
藤原房前・伊藤東朔
大臣の従者・御厨誠吾
土地の男・山本則重
笛・松田弘之
小鼓・飯田清一
大鼓・亀井広忠
地頭・林雄一郎
https://koganei-civic-center.jp/
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